2025年4月1日より、車検を受けられる期間が「有効期間満了日の2カ月前から満了日までの間」に変わります。
2025年6月1日以降に車検の有効期間満了日を迎える車から今回の変更の対象になります。
現行制度と改正後の違い
【現行】
車検証の有効期限前1カ月以内に受験すると、新車検証の有効期限を旧車検証の有効期限から2年間とすることができる。
【改正後】
車検証の有効期限前2か月以内に受験すると、新車検証の有効期限を旧車検証の有効期限から2年間とすることができる。
参考資料:国土交通省「来年4月より、車検を受けられる期間が延びます~年度末を避けて余裕をもって受験をお願いいたします~」
改正の背景
国土交通省によると、”年度末は車検需要が集中しているため自動車ユーザーが車検の予約をとりづらく、自動車整備士も残業・休日出勤に追われるという問題を生じている”ということで、この問題を解消するための施策とのことです。
当社の月別車検台数を見ると、確かに3月に車検需要が集中していることが確認できます。
2月・3月・4月あたりで車検が切れる方たちが2か月前から12月・1月・.2月・3月と分散して受験することで3月の混雑を軽減できそうです。

一般消費者へのメリット
予約がとりやすくなる
3月は車検需要が集中するため、希望の日時で予約を入れるのが難しいこともしばしばあります。車検台数が比較的少ない1月であれば希望の日時での予約も取りやすくなるでしょう。
下記は、国土交通省発表の月別車検台数です。
予約の希望がなかなか通らないという経験がある方は、車検が落ち着いている時期に予約を入れてみてはいかがでしょうか。

車検の時期を前倒ししてタイヤ交換を同時に済ませる
夏と冬でタイヤを交換する時期の方たちは、春先・冬前にタイヤ交換を行います。車検の際には、必ずタイヤを外して点検・整備を行うため、タイヤ交換の時期と車検の時期が重なっていれば車検時にタイヤ交換も同時に済ませることが可能です。
例えば、6月1日が車検の有効期間満了の方だと、今までは5月1日から車検を受けることになるため、4月にタイヤ交換をして1か月後に車検となります。
改正後であれば、2か月前の4月1日から車検を受けられるため、タイヤ交換の時期を車検を同時に済ませることが出来ます。
夏タイヤから冬タイヤに交換するときも同じです。
車屋さんに行く手間も省けますし、タイヤ交換単体でかかるお金も節約することが出来ます。
当社でタイヤ交換する場合は以下の料金がかかります。
車検と同時に受けることで3000円~5000円節約できると考えると、とてもお得ですね。
タイヤ交換料金表(当社価格)
軽自動車 | 3,630円(税込) |
コンパクトカー | 4,235円(税込) |
ミニバン | 4,840円(税込) |
まとめ
- 車検を受けられる期間が有効期間満了日の2か月前から満了日までに拡大
- 年度末の混雑を緩和することが出来る
- 自動車整備工場の負担も軽減できるし、消費者も予約を取りやすくなる
- 毎年タイヤ交換がある地域では車検とタイヤ交換の時期を合わせやすくなり、同時に済ませることで費用も手間も減らすことが出来る

車屋勤務歴22年、営業・板金工場フロント・整備工場フロント・ロードサービスなど車屋のあらゆる業務に精通。
【資格】国家整備士2級、ロータスインロック開錠ネット(上級)、その他、ロードサービス業務に関する資格多数